フェネルバフチェがHudl Sportscodeを選んだ理由

トルコスーパーリーグのバスケットボールチーム、フェネルバフチェ・ベコは、国内とヨーロッパの両方の大会で勝ち抜くために競争力の強化を求めています。

フェネルバフチェ・ベコのアシスタントコーチ、エルデム・カン氏は、チームの動機について、「当クラブは最高を目指す」と明言しています。過去10年間で国内選手権9回、ユーロリーグ1回のタイトルを獲得しているフェネルバフチェが、成功するために苦労したことはありません。今や課題は、選手やチームから最高のパフォーマンスを引き出し、将来のためのプランを立てることなのです。 「大柄な選手がいるなら、フットワークやディフェンスのミスを見てもらう必要があります。ガードを指導するときにはショットクロックをディフェンスに利用する方法を見てもらいます。体の位置や角度、そしてフットワークなどです」とカン氏は述べています。「バスケットボールの試合で重要なことは3つあります。1つは間隔の取り方、2つ目はタイミング、3つ目は実行です。こうした詳細を選手に消化してもらわないと、上達はないのです。なので、私たちは、基本的に、全選手にこの基本を完璧にマスターしてもらうために視覚的に教えようとしています。

フェネルバフチェのヘッドコーチ、イゴール・ココスコフ氏とコーチングスタッフは、次回の遠征からHudl Sportscodeを活用する予定です。

強力なチームパフォーマンスは、まず、コートでの練習から。フェネルバフチェが国内とヨーロッパでの厳しいシーズンを乗り切るためには、テクノロジーが鍵です。

「選手の欠点を改善するためには、大量の細かな点を見てもらう必要があります」とカン氏は述べています。「基本的な原則の一つは試合中の反応です。バスケットボールの試合では、フロアでの正確な間隔の取り方などを示すことが本当に重要なので、練習や練習試合をいくつか記録し、細かく分けて選手に見せています。テクノロジーは現在、選手の準備、各選手のプレーの効果を個別に判断すること、そして視覚的な記憶を残すための最も重要な要素の一つです。」

カンコーチは、フィードバックがコーチングとパフォーマンスにおいてどれほど重要な役割を果たしているか、また、映像分析やデータを使った客観的なスタッツ分析を通じて、テクノロジーがいかに選手を惹きつけるのに役立つかを目にしてきました。Hudl Sportscodeはフェネルバフチェ・ベコが最近プログラムに加えたソフトウェアで、迅速で正確なスタッツ情報の作成に大きな効果を発揮しています。

「Sportscodeのおかげで、対戦チームを分析してスタッツを作成し、それを使って選手たちの理解を深めることができています」とカン氏は語っています。「そこから私たち独自の戦略を立て、選手たちに自分のプレーを見てもらい、各自のパフォーマンスを研究できるようクリップのライブラリを渡せます。これは極めて貴重です。Sportscodeは、テクノロジーもさることながら、実用的、つまり分析をできるだけ迅速に行えなければなりません。このテクノロジーのおかげで、レポートもクリップのライブラリも、すべてが手元に揃っていて利用できるのです。

フェネルバフチェのコーチングチームは、試合当日のライブ試合分析にHudl Sportcodeを導入することを大変うれしく思っています。

クラブは、分析ソフトウェアの使用をトレーニング環境だけでなく、ライブ試合の場面にまで拡張する計画を立てています。これはSportscodeの重要な機能です。

「最終的には、試合を含めたすべての場面で使うようになることは間違いありません」とカン氏は述べています。「試合レポートの作成で使いますし、試合中にライブ編集する機能は本当に重要です。2人の映像コーチのうち1人が試合中にライブカットを用意し、ハーフタイムの分析を選手に見せます。選手には目で見て理解する必要があります。たとえばこれを口頭で説明しようとすると、説得力に欠けます。ビジュアルな材料を用意して選手に見てもらう必要があり、早ければ早いほど、反応の速さと質が向上します。繰り返しますが、その価値は計り知れません。Sportscodeがこれを可能にしているのです。」

クラブにまったく新しい分析ソフトウェアを導入することは、特にフェネルバフチェのような規模のクラブでは大変なようですが、カン氏とスタッフは導入と導入教育のプロセスは比較的簡単だったと述べています。

「正直言って、最初のうちはかなり複雑な感じがします」とカンは言います。「押すボタンやコードウィンドウに追加するラベルが多いように思えますが、いざ中に入ってみると、これが本当に効果的で簡単なことに気がつきます。今はアシスタントコーチなので試合のカットは行っていませんが、映像コーチに聞いてみたところ、彼らも同じ意見で、このソフトウェアが他よりもはるかに使いやすいと言っています。以前はゲーム分析の準備に1時間以上、対戦相手の分析にはもっと長くかかっていましたが、反応時間が短くなり、状況は完全に変わりました。今では試合中に映像コーチの1人が試合を見ながら、同時に映像をカットし数分で準備できるようになっています。」

また、Hudlのスタッフが導入時に立ち会い、いつでもサポートできる態勢でいてくれて本当に助かったとカンコーチは説明しています。「前のコーチング体制から残っているのは私と他の2人だけで、残りのスタッフは新メンバーで、ビデオ編集の経験がない人もいますし、Sportscodeについては全員がまったくの初心者だったので、これは本当に重要でした。2週間のサポートの後、しっかりと整理でき、今では全部自分たちでやれます。セッションの準備もその他の何もかもです。サポートがなければ不可能だったでしょう。このサポートの手厚さは予想以上でした。私たちはすぐに慣れました。ソフトウェアはとても実用的なのですが、サポートはかけがえのないものでした。」

カン氏とフェネルバフチェは、次の遠征を楽しみにしており、すでに強力で成功を収めているクラブに、新たな分析サービスでもたらせる成果に期待しています。

「いつも言っていることですが、一番になるためには、一番についていくしかないのです」とカン氏は述べています。「NBAで1チームを除いて全チームがSportscodeを使用しているのには理由があります。今これを導入することは大変理にかなっているのです。Hudl Sportscodeの導入では遅れを取っていますが、私に言わせればこの導入は当然のことで、必須なのです。ですから、最終的にはこれを選択します。バスケットボール界の最高峰クラブではこれを使用していて、私たちも同じようにしたいのです。」