Hudlで準備の質を向上させるレスター・タイガース
レスター・タイガースは、世界ラグビーで最も成功しているクラブの 1 つです。英国チャンピオンに 10 回、ヨーロッパ チャンピオンに 2 回輝いています。
パフォーマンスアナリストのトップで活躍するサイモン・バブアーが、自分のアナリストチームと Sportscode と映像分析の使い方について紹介してくれることになりました。
タイガースがトレーニング グラウンドに到着すると、選手はフィールドの外に待機していて、バブアーは目を見張るほどのセットアップを監視しています。アシスタントアナリストが足場の上に撮影とコーディング機材の両方を設営し、ゴールポストの裏側に Hi-pod の上に 2 つ目のカメラが上げられています。ここからの映像も装置担当の小屋のモニターから Sportscode でコーディングされます。
バブアーがレスターでパフォーマンス分析の仕事に熱心に取り組んでいるのは誰もが認めています。
「映像分析は、翌週のあらゆる準備の土台となるためクラブにとってとても重要です。」とバブアー。「トレーニング、対戦相手、自分たちの試合の分析から得られる知識は、翌週の準備のためのミーティングに欠かせません。」
Sportscode は、Hudl の優れたプラットフォームで、チームに合わせてコードウィンドウを作成することができ、バブアーは作業管理に必要不可欠なものだと断言しています。「調整可能なコーディング パネルが必要です。チーム独自の用語を入れて、自分たちの言葉でトレーニングを分析できます。
「他のシステムとの統合にも優れています。タイムラインを通じて GPS からのデータを見られますし、Opta から取得したデータも使用できます。チーム独自の分析項目でを、全範囲を表示して照らし合わせることができます。」
トレーニング環境での分析の広さと深さには目覚ましいものがありますが、試合当日の活躍は比べものになりません。「試合当日のセットアップは自分と 2 人のアナリストで行います。実際に専門外のことはスポーツ科学担当の何人かにも手伝ってもらいます。」と語るバブアー。「Sportscode Elite Review および Elite ライセンスの素晴らしさは、すべての情報を異なる複数の端末から同時に取得することができ、それを異なるキャプチャで共有できるところです。
「試合中は放送局から音声が埋め込まれた寄りと引きのフィードを受け取り、[放送] トラックの中でさらに 2 種類のアングルもキャプチャします。それらすべてを試合中にコーディングしたものと同期します。そのパッケージは試合終了後にコーチ陣が利用できます。複数の入力マシンがあるので、特定の場面で自分だけではコーディングできないような詳細なスタッツを出すことができます。」
試合中、スタンドにいるコーチングスタッフは、タイムライン共有を使用してグラウンドで起きたことを確認します。「アウトプットウィンドウにはライブのスタッツが表示され、試合中に把握したいデータが分かります。」と語るバブアー。「HD-SDI キャプチャから音声を埋め込んでいます。審判が選手に伝えていることだけでなく、選手が他の選手に伝えていることも聞き取れます。
「コーチがハーフタイムに見せるパッケージ映像を求める場合があります。通常はセットプレー、ラインアウト、スクラムの場面を入れることになります。ハーフタイムは 15 分で要点を伝えます。」
レスターは所属選手のパフォーマンスを分析するだけでなく、Sportscode を使用して対戦相手をスカウトします。「過去の最適な 4、5 試合を選んで対戦相手を分析します。次に、独自のコード ウィンドウで独自の指導用語を反映させたラベルを入力すれば、コーチの伝言を分かりやすくするスタッツをまとめることができます。
「コーチがいつでも見られるように簡潔にまとめた情報を渡しておいて、プレゼンの編集を手伝う際にはコーチとマンツーマンで作業します。ミーティングの形式について考えます。誰がどのミーティングで何を発言するかで分けることもありますし、そうしたミーティングでヘッドコーチが重要事項を伝えたい場合もあるでしょう。」
こうしたデータと分析をすべて利用できるようにして、バブアーは Hudl ツールを使えば最良の方法で重要な項目が伝えられることを実証してくれました。
「映像を選手と共有する利点は、トレーニング環境での時間の節約になるところです。」とバブアー。「選手たちには各自の休憩時間も必要ですが、同時に自分のスマホ、タブレットまたはコンピュータを見て、必要な情報を入手できるようにする必要もあります。自分の役割、セットプレーやディフェンス、トレーニング中のパフォーマンスのフィードバックなどを学習します。
「選手たちが確実に映像を見られるようにいろいろな方法を用いています。トレーニング環境の時は、iMac を (専用の映像分析パッケージソフトの) サーバーに同期すれば、そこからパッケージに進むことができます。それ以外は、Hudl でホームからアプリに進めば、共有した情報を取得することができます。そうすれば、コメントを入れたり、コーチのメッセージに返答したりできます。使用した選手やその時間について Hudl からレポートが届きます。
「選手に合わせてさまざまな学習スタイルを用意することができます。自己学習を好む選手、コーチとマンツーマンを好む選手、グループディスカッションを好む選手もいますので、プログラムに柔軟性を持たせることが極めて重要です。」
タイガースはアカデミー全体でも Sportscode と Hudl を使用していて、選手育成のためだけでなく、若い選手が 1 軍に入った時も使いこなせるようにするためです。
「選手がいつ離脱しても大丈夫なように全員が同じプラットフォームを使用できるようにする必要があります。アカデミーの選手にチャンスが巡ってきた場合に、そのまま参加しても、シニアの選手と同じ方法で情報を学習できるようにしておく必要があるのです。」
ラグビーの最高峰レスターの分析への全体的なアプローチを見てみると、世界中の他の国にとっても手本になる部分があります。この 10 年の大半をプレミアシップの上位に君臨し続けることができたのは映像にコミットしているからです。
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