ヘルタ・ベルリンでの Hudl Replay 活用法
ヘルタ・ベルリンは、リアルタイムの環境でアナリスト、コーチ、選手間のコミュニケーションの向上を求めていました。
ブンデスリーガでチーフアナリストを務めるドミニク・ウォラートに、試合中の分析の課題にどのように対処しているか教えてもらいました。
ヘルタ BSC のアナリストが行うワークフローの主要な目的の 1 つは、チームの戦術や個人パフォーマンスを問わず、状況を分析して、速やかにフィードバックすることです。これができるのは、関係者全員の間でシームレスなコミュニケーションが取れるように構成されたフレームワークだけです。
「Hudl Replay を使い始めるまで試合中の分析で大変だったのは、コーチングスタッフとの会話でした。」と語るウォラート。「一人一人に状況を説明しなければならなかったので時間がかかりました。Hudl Replay を使用している今は各自で映像を見ることができます。
「試合当日は、施設内の有線ネットワークを使用してスタンドとベンチ間でコミュニケーションをとります。トレーニング中は、私とコーチで直接やり取りができるワイヤレスネットワークを構築しています。通常、すべてのトレーニングセッションや、ホームかアウェイかを問わず試合日に Hudl Replay を使用しています。」
アナリストと監督の円滑なビジュアル・コミュニケーションを図ることは、重要というよりもはや必要不可欠なのです。
対戦相手の戦術やピッチ上の不利な戦況に対して即座に反応できれば勝敗に差が出ます。 「Hudl Replay は試合で非常に活躍します。」と語るウォラート。「会話がしやすくなりますし、口頭で説明しなくてもコーチングスタッフにピッチの状況を示すことができます。スタッフは別の観点から試合を見ることができるので、チームがより的確な決断を下すことができます。」
試合中の分析は、ウォラート率いる 5 人体制のチームで管理する映像分析の、数ある側面の 1 つに過ぎません。ヘルタ BSC では、トレーニングにも力を入れています。ウォラート曰く、「選手の能力向上に有効な時間」です。
「かつてはトレーニングセッションが終わると選手たちは、シャワーに直行してピッチでの出来事をほとんど忘れてしまっているのが日常でした。」と語るウォラート。「今はトレーニングで得られるメリットが数多くあります。ピッチ上で選手と話をして、その場の状況を示し、改善することができるからです。選手たちは直接返されるフィードバックに関心があるので、Hudl Replay を高評価しています。現在は彼らの求めるものを提供できています。」
「日々の仕事で、Hudl Replay と Sportscode の両方を使用しています。2 つのツールは連携していて速いです。特定のインスタンスを自分やコーチの iPad と共有することができるので、仕事に重宝しています。
「Hudl Replay は試合中の相手にも対応できます。より的確な判断を下すことができます。」